アルミ缶の上で樽未完

そこら辺のいちゲーマー/TCGプレイヤー”たるる”のメモ的な何か。所属コミュニティ「パンデモMTG部」の身内MTG大会「パンデモ杯」についてもあれこれ。

第1回パンデモ杯ARENA!(スタンダード) メタゲームブレイクダウン/Top4デッキリスト&入賞インタビュー

お久しぶりです!Talです。

 

11/22~11/29の間、Magic:the Gathering Arenaを用いたスタンダードのカジュアル大会、その名も「パンデモ杯ARENA!」が開催されました。

今回は、総勢16名のメタゲームのまとめ、そしてシングルエリミネーション・トーナメントの激闘をくぐり抜け見事Top4に輝いたプレイヤーとデッキを紹介しましょう!

また、パンデモ杯ARENA!はなんと僕Talが実況をいたしまして、Youtubeにて対戦の模様を配信するという試みもさせていただきました。僕自身初めての経験でしたので、拙い実況になってはしまったものの、かなり楽しく、かつ楽しんでいただけたのではないかと思います。ご視聴いただいた方、お付き合いただきありがとうございました!

 

対戦配信の模様はすべて動画アーカイブでご覧いただけますので、そちらもよろしくお願いいたします!

 

mimemo.io

 

では本題に入りましょう!

 

 

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第1回パンデモ杯ARENA! メタゲームブレイクダウン

 

先ずは、メタゲームブレイクダウンからお伝えします。

 

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普段から競技シーンのメタゲームとはまるで異なり、「魔境」とも評されるパンデモMTG部環境、今回も例にもれず様々なアーキタイプが見られます。

そんな中、まさかの競技環境トップメタ「ジェスカイ・ファイアーズ」が4名という人気ぶり

そして、《大釜の使い魔/Cauldron Familiar》と《魔女のかまど/Witch's Oven》のコンボを搭載したデッキも合わせて3人と、参加プレイヤーの練習環境がMTGArenaのランクマッチであったことから、今回は競技環境のメタゲームに近く感じます。

Arenaを初めて間もないプレイヤーも多く参加していたためか、コモン・アンコモンが多くワイルドカードで構築のしやすいゴルガリカラー系のデッキも人気ですね。

(筆者は拙作のイゼット・フラッシュをプレイしたのですが、まさかの第1回戦からイゼット・フラッシュミラーを繰り広げることとなってしまいました。こんなところで被るなんて…さすが魔境だワ…)

 

さてさて、それでは栄えあるTop4の紹介です!

デッキリストと、本大会を経てのインタビューを併せて御覧ください。

 

 

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Top4デッキリスト&入賞インタビュー

 

優勝 るな:イゼット・フラッシュ

 

クリーチャー:15
4:《塩水生まれの殺し屋/Brineborn Cutthroat》M20
3:《老いたる者、ガドウィック/Gadwick, the Wizened》ELD
4:《砕骨の巨人+踏みつけ/Bonecrusher Giant+Stomp》ELD
4:《厚かましい借り手+些細な盗み/Brazen Borrower+Petty Theft》ELD

呪文:21
4:《選択/Opt》ELD
2:《送還/Unsummon》M20
2:《ショック/Shock》M20
3:《火消し/Quench》RNA
2:《否認/Negate》M20
2:《神秘の論争/Mystical Dispute》ELD
4:《イオン化/Ionize》GRN
2:《ラルの発露/Ral's Outburst》WAR

土地:24
7:《島/Island》M20
3:《山/Mountain》M20
4:《蒸気孔/Steam Vents》GRN
1:《ヴァントレス城/Castle Vantress》ELD
3:《寓話の小道/Fabled Passage》ELD
2:《爆発域/Blast Zone》WAR
4:《天啓の神殿/Temple of Epiphany》M20

サイドボード:15
2:《レッドキャップの乱闘/Redcap Melee》ELD
4:《霊気の疾風/Aether Gust》M20
1:《否認/Negate》M20
2:《炎の一掃/Flame Sweep》M20
2:《神秘の論争/Mystical Dispute》ELD
2:《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》ELD
2:《イゼット副長、ラル/Ral, Izzet Viceroy》GRN

 

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《ショック/Shock》・《ラルの発露/Ral's Outburst》などの除去の枚数はやや控えめに、《否認/Negate》や《神秘の論争/Mystical Dispute》をメインデッキから搭載し対応力を上げたタイプの「イゼット・フラッシュ」です!

エルドレインの王権から参戦した《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》と《厚かましい借り手/Brazen Borrower》の2大出来事クリーチャーが、対応するスペルとして&優秀なクロックとして、スロットの水増しをしてくれています。

 

[インタビュー]

Q.優勝おめでとうございます!まずは、何故そのデッキを選んだのですか?
A.なるべく運負けしにくいデッキを選びたかったので、構築で回しているときに試したデッキの中では一番相性が出にくいデッキだと思ったので選びました。

 

Q.デッキリストを拝見させていただくと、《老いたる者、ガトウィック/Gadwick, the Wizened》がかなり目を引きますね!こちらはどういった経緯で採用なされたんですか?
A.単純にリソース確保手段として非常に優秀であることと、デッキの形的に一度相手の大型が着地してしまうと対処がほぼ不可能になってしまうという弱点があって、そういう時にタップ能力で時間を稼いだり、相手のブロッカーをどける動きが強力なため採用しています。

 

Q.配信させていただいたマッチでは、イゼット・フラッシュらしく打ち消しと除去を巧みに操る、まさにMTG!といったゲームを見せていただきました。大会中「これはやってやったぜ!」というシーンや、「これは悔しい!」といったシーンの思い出はありますでしょうか?
A.まりー選手との試合が一番しんどくて、特に三戦目はライフ1まで追い込まれてからの逆転でしたが、振り返ってみてみたらお互い1プレイ違っていたら勝敗変わってただろうなという選択の応酬だったため実にMTGやってるなぁという感じの試合ができたと思っています。


Q.最後に一言お願いします!
A.アッハイ、ではえーっと・・・折角なのでダイレクトマーケティングさせていただきますけれども、11月30日発売のバトルスピリッツ、ディーバブースター【ドリームアイドルフェスティバル!】にイラストを4枚ほど描かせていただいているんですが。。。(PN:shoです
折角なのでTCGつながりということで、もしやってる人とかいたら是非(((

 

隙のない的確なプレイが、計算された勝利の方程式を導きました!

ありがとうございました!優勝おめでとうございます!

 

 

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準優勝 ももこ:スゥルタ《ボーラスの城塞》

 

クリーチャー:25
4:《大釜の使い魔/Cauldron Familiar》ELD
4:《金のガチョウ/Gilded Goose》ELD
4:《林間の癒し手/Healer of the Glade》M20
4:《枝葉族のドルイド/Leafkin Druid》M20
4:《発現する浅瀬/Risen Reef》M20
4:《意地悪な狼/Wicked Wolf》ELD
1:《冒涜されたもの、ヤロク/Yarok, the Desecrated》M20

呪文:11
3:《パンくずの道標/Trail of Crumbs》ELD
4:《魔女のかまど/Witch's Oven》ELD
4:《ボーラスの城塞/Bolas's Citadel》WAR

土地:24
1:《島/Island》M20
3:《沼/Swamp》M20
4:《森/Forest》M20
4:《湿った墓/Watery Grave》GRN
4:《繁殖池/Breeding Pool》RNA
4:《寓話の小道/Fabled Passage》ELD
4:《草むした墓/Overgrown Tomb》GRN

サイドボード:15
4:《打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodon》M20
3:《変容するケラトプス/Shifting Ceratops》M20
3:《虐殺少女/Massacre Girl》WAR
3:《否認/Negate》M20
1:《戦慄衆の指揮/Command the Dreadhorde》WAR
1:《戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General》WAR

 

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配信中は「スゥルタイ・フード」としてアーキタイプを紹介させていただいていましたが、リストを頂いてびっくり。《ボーラスの城塞/Bolas's Citadel》は4枚搭載の、信頼されたフィニッシャーでした。

これはもう《ボーラスの城塞/Bolas's Citadel》デッキと言っても差し支えないでしょう!

 

[インタビュー]

Q.準優勝おめでとうございます!まずは、何故そのデッキを選んだのですか?
A.もともと人から教えてもらったデッキレシピで、ガチャガチャとやれるのが面白いので、アリーナのランク戦でずっと飽きずに使ってました。
パンデモ杯も使い慣れてるデッキがいいかなと思って、そのまま使ったってかんじです。

 

Q.「戦場に出る」そして「ライフを得る」といった小さなシナジーが組み合わさっている凄いデッキですね!メインボード中の相互作用が強そうなので、サイドボーディングは難しそうに感じますが、サイド戦略についてもお伺いできますか?
A.メインの意地悪な狼が刺さらないこともあるので、その枠を他のサイドボードと差し替えることが多いです。
それぞれのシナジーは残したいので、迷った時は入れ替えなかったり、カマドと猫と1マナエレメンタルとボーラスの城砦を1枚づつ薄くとって、他のサイドボードと入れ替えたりしてました。


Q.配信させていただいたマッチでは、《ボーラスの城塞/Bolas's Citadel》での10点ダメージという豪快な勝利が何度も見られましたが、大会中「これはやってやったぜ!」というシーンや、「これは悔しい!」といったシーンの思い出はありますでしょうか?
A.るるよさんとの対戦は、残り時間が2分とかまで勝負がつかずだったのでドキドキしました!
緊張のあまり操作をミスってライフを詰められず負けたなぁって思ったところ、相手が残忍な騎士をうってくれてライフが射程圏内になり、棚ぼた的にボーラスの城砦ウィンできたシーンが印象深いです。はぁ〜やってもうた、あれ?、やったー!って感情の起伏がすごかったです...

 

Q.最後に一言お願いします!
A. ここ最近、パンデモ杯の練習のために毎晩時間を割いたので、ポケモンが全然進んでませんw
でも頑張ったおかげで準優勝できたし、るなさんの心遣いで優勝賞品のお米も頂けたので、今日から晴れやかな気持ちでポケモンを進められます!早くキバナに会いたい〜!!

 

ただのサクリファイスデッキに留まらない、見事な構築と右手力を見せていただきました!

ありがとうございました!準優勝おめでとうございます!

 

 

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3位 たたんた:ジェスカ・ファイアーズ

 

クリーチャー:15
4:《願いのフェイ+成就/Fae of Wishes+Granted》ELD
2:《砕骨の巨人+踏みつけ/Bonecrusher Giant+Stomp》ELD
1:《予見のスフィンクス/Sphinx of Foresight》RNA
4:《炎の騎兵/Cavalier of Flame》M20
2:《風の騎兵/Cavalier of Gales》M20
1:《帰還した王、ケンリス/Kenrith, the Returned King》ELD
1:《王国まといの巨人+脱ぎ捨て/Realm-Cloaked Giant+Cast Off》ELD

呪文:18
2:《可能性の揺らぎ/Shimmer of PossibilityRNA
2:《牢獄領域/Prison Realm》WAR
4:《轟音のクラリオン/Deafening Clarion》GRN
2:《抽象からの抽出/Drawn from Dreams》M20
4:《創案の火/Fires of Invention》ELD
4:《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》WAR

土地:27
1:《平地/Plains》M20
2:《島/Island》M20
2:《山/Mountain》M20
4:《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》GRN
4:《蒸気孔/Steam Vents》GRN
2:《ヴァントレス城/Castle Vantress》ELD
4:《天啓の神殿/Temple of Epiphany》M20
2:《凱旋の神殿/Temple of Triumph》M20
2:《寓話の小道/Fabled Passage》ELD
4:《神聖なる泉/Hallowed Fountain》RNA

サイドボード:15
2:《解呪/Disenchant》M20
1:《ドビンの拒否権/Dovin's Veto》WAR
3:《神秘の論争/Mystical Dispute》ELD
1:《永遠神の投入/Enter the God-Eternals》WAR
2:《時の一掃/Time Wipe》WAR
1:《戦争の犠牲/Casualties of War》WAR
1:《天上の赦免/Ethereal Absolution》RNA
1:《次元を挙げた祝賀/Planewide Celebration》WAR
1:《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》ELD
1:《龍神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Dragon-God》WAR
1:《目覚めた猛火、チャンドラ/Chandra, Awakened Inferno》M20

 

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《願いのフェイ/Fae of Wishes》を4枚搭載した、ウィッシュボード型の「ジェスカイ・ファイアーズ」です。サイドボードの《戦争の犠牲/Casualties of War》や《天上の赦免/Ethereal Absolution》など、クリティカルなカードを場面に応じて扱うことができます。

混沌が予想されたメタゲームの中、カードパワーを適切に叩きつけるこのデッキが3位入賞しました!

 

[インタビュー]

Q.3位おめでとうございます!まずは、何故そのデッキを選んだのですか?
A.ハビエル・ドミンゲスがMC5で優勝した時のグルールアグロをランクマッチで使用していたのですが、むかしむかし禁止後は勝率が悪くなったため他のデッキを探していたところ、同じくドミンゲスがTwitch Rivalsでこのデッキを使用していたためグルールには見切りをつけたんだなと思いました。
成績も5-1で良好だったためコピーしてランクマッチで回してみたところ好感触だったので微調整してそのままパンデモ杯ARENA!でも使用することにしました。

 

Q.大会中なんとたたんた選手のいらっしゃったブロック1には他に2人のファイアーズ、そして向かいのブロック2にも1人と、合計4人・使用率25%といったトップメタになりましたね。その中でも唯一の《願いのフェイ/Fae of Wishes》型でしたが、感触はいかがでしたか?(唯一のフェイ型ではありませんでした、大変失礼致しました)
A.メタゲームが読めないパンデモMTG部においてウィッシュボード戦略は有効な手段だったと思います。が、採用カードの練り込みが足りませんでした。ケイヤの怒りのような4マナも入れておきたかったです。

 

Q.配信させていただいたマッチでは、《創案の火/Fires of Invention》から《炎の騎兵/Cavalier of Flame》、そしてフェイからの《戦争の犠牲/Casualties of War》や《時の一掃/Time Wipe》といった大味なカードを叩きつける豪快な場面を見せていただきました。大会中「これはやってやったぜ!」というシーンや、「これは悔しい!」といったシーンの思い出はありますでしょうか?
A.良かったのは2回戦のミラーマッチです。サイド後の創案の火をめぐる序盤の攻防が狙い通りにいって良かったです。反省すべきシーンは枚挙に暇がありません。

 

Q.最後に一言お願いします!
A.ミシック目指して頑張ります!みんなMTGAやろう!

 

パンデモMTG部きってのスパイク・プレイヤーが、見事3位入賞です!

おめでとうございます!ありがとうございました!

 

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4位 まりー:黒単アグロ

 

クリーチャー:33
4:《大釜の使い魔/Cauldron Familiar》ELD
3:《穢れ沼の騎士+不敬な洞察/Foulmire Knight+Profane Insight》ELD
4:《漆黒軍の騎士/Knight of the Ebon Legion》M20
3:《ダスクマントルの調査員/Duskmantle Operative》WAR
4:《ヤロクの沼潜み/Yarok's Fenlurker》M20
2:《ロークスワインの元首、アヤーラ/Ayara, First of Locthwain》ELD
4:《残忍な騎士+迅速な終わり/Murderous Rider+Swift End》ELD
3:《真夜中の死神/Midnight Reaper》GRN
3:《血に飢えた曲芸師/Bloodthirsty Aerialist》M20
2:《悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks》ELD
1:《虐殺少女/Massacre Girl》WAR

呪文:8
4:《悪意ある噂/Vicious Rumors》GRN
4:《魔女のかまど/Witch's Oven》ELD

土地:23
19:《沼/Swamp》M20
2:《ロークスワイン城/Castle Locthwain》ELD
2:《魔女の小屋/Witch's Cottage》ELD

サイドボード:15
2:《朽ちゆくレギサウルス/Rotting Regisaur》M20
2:《ソリンの渇き/Sorin's Thirst》M20
2:《パイ包み/Bake into a Pie》ELD
2:《肉儀場の叫び/Cry of the Carnarium》RNA
4:《ドリルビット/Drill Bit》RNA
3:《はぐれ影魔道士、ダブリエル/Davriel, Rogue Shadowmage》WAR

 

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キャットオーブンの要素を搭載した、ライフドレインシナジー重視の「黒単アグロ」です!

アグロデッキでありながら、除去に耐性のあるカードやリソースを削ぐカードも投入され、中盤以降もしぶとく戦うことの出来るチューンナップがなされていますね。

サイドボード後はなんとハンデスデッキに変貌!相手のリソースが欠けた瞬間を見逃さず、優秀な黒のクロックたちが素早くライフを刈り取るマッチも見せてくれました。

 

[インタビュー]

Q.Top4おめでとうございます!まずは、何故そのデッキを選んだのですか?
A.元々MtGに詳しくなかったので、上がっているレシピを見てデッキ構築するという考えがありませんでした(カードプール把握のため)。
そのうえでいくつか思いついたものを試し、一番しっくりきた黒単の曲芸師とオーブンのエンジンを搭載したデッキの調整を重ねてできたという経緯です。
コントロール系が趣味なのですが、思いつく限りやってもジェスカイ・ファイアーズはじめとした今はやりのコントロールデッキに勝てないので、最終的にビートダウンに落ち着いた形です。
レアワイルドカードがあれば赤を混ぜてオーブンのエンジンをフル活用してもよかったのですが、赤という色があまり好きではない(いろんな意味)のと、2色でも土地事故が起きて気持ち悪いので黒単色になっています。

 

Q.サイド後は《ドリルビット/Drill Bit》や《はぐれ影魔道士、ダブリエル/Davriel, Rogue Shadowmage》なども投入され、メインボードの《悪意ある噂/Vicious Rumors》・《ヤロクの沼潜み/Yarok's Fenlurker》と合わせてハンデスデッキに変化しますよね。このアプローチは何かを意識してのものなんでしょうか?
A.本当に単純な話、オーブンを見せればほとんどのデッキがサイドでメタを張ってくれます。ならいっそのことかまどを抜いてしまってデッキの方向性を変えてしまえばサイドチェンジ分が無駄になるのでは?と思ったのが最初です。
案の定虚空の力線や遠眼鏡など、かまどをピンポイントで狙ったカードが見えてくれます。それらのカードを出させることでノーアドバンテージのテンポロスを引き起こさせたうえでハンドが減りますので、ハンデスに切り替えれば序盤からコントロールしきれるデッキに変わりました。
元々曲芸師と相性のいい悪意ある噂、かまどのアドバンテージで余らせたマナを消化できるヤロクの沼潜み、強力なアタッカーのランクルがメインから入れやすかったのも要因の一つだと思います。

 

Q.配信させていただいたマッチでは、《悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks》や《魔女の小屋/Witch's Cottage》なども大活躍していましたね!大会中「これはやってやったぜ!」というシーンや、「これは悔しい!」といったシーンの思い出はありますでしょうか?
A.上手くいったな、と思うのはサイド入れ替えた後の2戦目ですね。どの試合もほぼ手札を枯らせることに成功していましたし、思惑通りの試合ができたように思います。特に2戦目でアショクが腐っていた時には勝ったな…と思っていました。
悔しかったのは準決勝三位決定戦で1点が足りなかった展開が多かったことです。1点を出せるカードが多かった分、うまく活かし切れていないなと思いました。慎重になりすぎた部分もあったかもしれません。上位まで来たこともあって慎重になりすぎたように思いました。


Q.最後に一言お願いします!
A.今回で現状のデッキタイプの限界が見えつつあったので新しいデッキを求めてアリーナでの敗北を重ねてきます。探さないでください。

 

アグレッシブな戦略でパンデモメタを乗り切りましたね。

4位おめでとうございます!ありがとうございました!

 

 

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いかがでしたでしょうか?

 

パンデモMTG部では、既に次回ARENA杯の準備も進めております!

 

 

 

また、月1程度で、今回協賛いただきました荻窪のカフェアンドゲームバーことぶき様にて、紙のMTG大会も開催しております。

見学からでも、ご興味ありましたらパンデモMTG部 (@PandaemoniumMTG) | Twitterなどでお気軽にお声掛けください!

 

www.tokimeki.tv

 

それではまた、次回の記事でお会いしましょう!